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画像検査で早期発見を! 膵臓癌について

膵臓癌とは

解剖図膵臓とは、みぞおちの奥の背中よりに存在する臓器(図1)です。主に脂肪分の消化や血糖の調節などを行います。おなかの奥深い所に存在するために、症状が出現しにくく、通常の検査ではなかなか病気を見つけにくいという特徴があります。

膵臓にできる癌には、膵臓癌の約90%を占める“通常型膵癌”の他にも、いくつかの種類があります。そのため膵臓癌の種類によっては治療法や手術適応が変わってくることもあります。膵臓癌の種類は腹部造影CT検査やMRI検査によってある程度は診断できますが、時に画像検査だけでは診断が難しいこともあります。しかし膵臓から細胞や組織を採取して病理診断することは解剖学的に難しく、専門的な技術や機器を必要します。そのため専門施設での精密検査が必要となります。


(表1)膵癌の危険因子膵臓癌の大部分を占める通常型膵癌(以下、膵癌)は、近年増加傾向にあります。年間23,000人以上が膵癌になり、癌死亡原因の第5位となっています。男性は女性と比較して1.2倍ではありますが膵癌になりやすく、年齢では50歳を過ぎた頃より膵癌になる方が増えます。その他膵癌の危険因子としては、膵癌の家族歴、喫煙、糖尿病、肥満のほか、慢性膵炎と膵管内乳頭粘液性腫瘍が挙げられています(表1)。膵癌でははっきりとした症状が出にくいこともあり、進行した状態で見つかる方が多いというのも膵癌の特徴です。局所にとどまり、手術が可能な状態で発見される割合は15%程度と言われています。そのため膵癌を早期に見つけるためにも、上述の危険因子を複数有する場合には、積極的な画像検査を行うことが必要と考えられています。


2010.5.20更新

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